耐震調査の重要性
日本という国は、実に多くの大地震を経験してきた国です。
関東大震災や、阪神淡路大震災、最近では2011年に起こった東日本大震災など、今までにも大規模な地震が何度も起こっています。 自然災害に抗う事は難しく、地震によって引き起こされる災害もひとつではありません。
地面の振動による建物の崩壊や、液状化現象、斜面の土砂崩れや雪崩、島国ならではの津波、地震火災などもあります。 津波などの自然によって引き起こされる災害は、防波堤などの設置や高台に逃げる以外の対策がありませんが、 建物の崩壊や地震災害は建物耐震性や、セキュリティシステムの向上により防ぐことも不可能ではありません。

特に今後は、都市直下型の大型地震が近々起こるとも言われており、高い建造物の多い東京などの都心では、 その建物の耐震性の調査を行う方が少なくありません。 高層ビルや高層マンションなどの高い建物は地震の影響を受けやすいです。 建物の階が高くなればなるほど、揺れの影響が大きく出る事は、感覚的にも理解出来ます。

しかし、揺れの種類によってもさらにひどく建物が揺れる場合もあるのです。
高層建物に対して、長周期地震動の周期が高層ビルの持つ固有の周期とシンクロした場合には、その振られる幅はさらに大きくなるそうです。 大きな揺れは建物事態の倒壊だけでなく、建物内にある大きな道具が倒れる結果も招きます。 地震における建物の倒壊というのはで出口を塞いだり、人を下敷きにしたりと、人々の命を奪う危険性がとても高くなります。津波に続いて人々が危険視しなければなりません。

建物の耐震性を調査する事を、耐震調査といいます。この耐震調査には一次診断から三次診断の三種類があります。

【調査の種類】
一次診断・・柱や壁の量から略算される建物の強度を測ります。
二次診断・・柱と壁の強度を考慮して耐震性能を計算します。一次診断よりもより精密な調査が可能になるます。
三次診断・・柱、壁、そして梁にかかるダメージも考え、建物の横方向の力に対する耐力も判定します。

一番厳密な診断方法がこの三次審査です。

日本における耐震調査は、とても重要なものとなっています。
ご自身の務めている会社のビル、お住まいの高層マンションの耐震性は安全でしょうか?
耐震調査は、早めに行う事をおすすめします。